ICOMOS Japan information 概要


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ICOMOSとは

ICOMOS は、1964 年に採択された「記念物と遺産の保存に関する国際憲章(通称ベニス憲章)」を受けて1965 年に設立された国際NGO です。第1回総会は1965 年6月にポーランドで開かれました。ユネスコをはじめとする国際機関と密接な関係を保ちながら、文化遺産保存に関する理論や方法論、科学技術の調査研究と応用、またユネスコの世界遺産条約に関しては、文化遺産の諮問機関として、登録の審査、モニタリング活動等を行っています。2023年12月時点で132の国と地域の11,379人の会員で構成され、文化遺産保存分野に係る幅広い分野の専門家が集まっています。113 の各国内委員会と31の国際学術委員会を通じて、様々な専門分野、テーマ別の活動が行われており、文化遺産保存に関わる重要な役割を果たしています。

日本イコモス国内委員会は1972年にブタペストで開かれた第3回イコモス総会で承認され、関野克博士がその委員長に指名されました。1979年に規約を採択し、イコモス本部執行委員会での承認を経て正式に発足しています。国内の文化遺産保存技術を高め、様々な情報を収集・交換し、後継者への技術的訓練を行う一方、各国の委員会やパリ本部と協力して、世界の文化遺産の保護のための国際協力活動を担っています。

2024年6月現在、会員492名、団体会員3団体、維持会員17団体、学生会員8名によって構成されており、これまでに専門的な調査研究を行う21の小委員会を設置してきました。年次総会のほか、年4回の理事会、研究会などの開催や会報の発行を行っています。2018年9月12日に法人化し、一般社団法人日本イコモス国内委員会となりました。

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ICOMOS Japan informationとは

日本イコモス広報委員会では、イコモスの活動および国内外の文化遺産に関する情報共有を目的としたインフォメーション誌(季刊誌)を年に4回発行しています。

2024年度より、これまで以上に広く社会へ文化遺産の情報を共有・発信することを目的とし、ウェブマガジン形式として誌面をリニューアルしました。

ICOMOS Japan informationは、以下の記事カテゴリーにより構成されています。

▼特集

毎号、国内外の文化遺産の動向に合わせた特集を組んでいます。日本イコモス会員を中心とする文化遺産保護の第一線で活躍する方々に、様々な角度からテーマについて執筆をお願いしています。

▼研究会

国際イコモスおよび日本イコモスが開催した研究会や関連シンポジウムに関する記事を掲載しています。また、国内外の文化遺産関連研究会の報告も、併せて広く掲載しています。

▼会員寄稿

イコモス国際学術委員会(International Scientific Committee)や国内の各種委員会による活動報告をはじめ、主に日本イコモス会員から寄せられた文化遺産保護関連情報を掲載しています。

過去のICOMOS Japan informationはこちら


投稿方法

皆様の日々のご活動や研究内容等を投稿・発信いただく場として、是非ご活用ください。

▼投稿要領

  • 投稿希望の方は、記事のアブストラクト(200字程度)を以下のフォームよりご提出ください(各号のアブストラクト〆切は、お知らせ一覧をご確認ください)。
  • 受け付け後、1〜2週間以内に採否および投稿方法等につきましてご連絡差し上げます。

アブストラクト投稿フォームはこちら

▼注意事項

  • 原稿の内容および図版の著作権については、執筆者ご自身の責任でお願いいたします。匿名での寄稿はお受けできません。
  • 投稿原稿に対して、広報委員会から修正をお願いする場合がございます。また、次号以降の掲載になる場合もありますので、あらかじめご承知おきください。

編集担当

日本イコモス広報委員会

主査

佐藤 桂

幹事

萩原 安寿、脇園 大史

委員

下田 一太、増井 正哉、溝口 孝司、 森 朋子、岡村 祐、内藤秋枝 ユミイザベル、會谷 華、青山 道乃、髙野 麗、豊永 早織